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SBSラジオ 2013年10月2日放送

茂子先生、よろしくお願いします。

きょうのテーマは、「風邪の対処法」です。

 

 

Q 夏に水分を摂り過ぎると、この時期に様々な症状が出てくるということですが、主なものは?

 

  • 気温や気圧の変化で、皮膚表面で水の発散不良がおきます。発散できない水分は呼吸器にまわり、咳や鼻水の症状として顕れやすくなります。
  • また、寒暖の差が激しいため、気管や喉が熱をもち、痛みを伴います。痰が出やすい、喉がつかえるといった症状も出ます。

 

 

Q 夏に水分を摂り過ぎた方は注意が必要ですね?

 

  • 過剰な水分は胃腸の機能も弱め、それにより風邪をひきやすくなっています。

 

 

Q 風邪は汗をかくと治るというのは本当ですか?

 

  • 漢方では、風邪は外から侵入してくるも「外邪」と捉えます。
  • 汗をかかせることは、冷えて機能が落ちている体表に血液を送り、温めて外邪を飛ばす処方です。
  • 既に汗をかいている方に使うと、それ以上かかせることは出来ないので、逆に肺に水気を引き込んでしまいます。発汗剤で肺炎になる理由です。手が湿っている人にもしてはいけません。

 

 

Q 風邪の予防で大切なことは?

 

  • スカーフなどで首筋を冷やさないこと。首の後には風池、風門という風邪に関わるツボがあります。
  • 冷えて戻ったら、その時こそ発汗時の漢方、または、ドライヤーで首筋を暖めましょう。温かい服装にして、温かいものを少量口に入れましょう。

 

 

Q 首筋を暖める。暖かいものを少量口にするですね?喉の痛みなどはいかがでしょうか?

 

  • のどに痛みが出始めた時は、塩気を加えたうがいや、ミズキという酵素に塩を加えたうがいをお薦めします。
  • 漢方薬は炎症を摂るものです。痛み方、傷んでからどれ位時間が経っているか、どの程度痛いのかにより何種類かの処方があります。

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Q のどの痛みをのど飴でなんとかしようというのは間違いですか?

 

  • 食効のある商品なら初期の痛みの改善が出来ます。
  • 塩とのど飴ぐらいはバッグに入れておくと良いでしょう。「リコリスのど飴」、「くまザザのど飴」、「プロポリスのど飴」、「プロポリスのスプレー」などを予防にも持っていると良いです。

 

 

Q 風邪をひいてしまった時の食事についてはいかがでしょう?

 

  • お腹が空かなければ、無理に食べる必要はありません。消化する力もありませんので、体が一生懸命風邪を治そうとしているのを邪魔してしますます。
  • お腹がすいてきたら 一番はご飯に味噌汁、梅干しを推奨しています。
  • 漢方薬を使っている子供のなかには、熱があっても元気でお腹が空くという子もいます。しかし、熱が高い時には、控えめで消化の良いもの、または、アミノ酸などのサプリメントを推奨しています。食べやすのは塩気をしっかりつけた梅干しおにぎりですね。

 

 

Q ノロ、ロタウィルスなどが心配な季節になってきますね?

 

  • 漢方薬を処方する上で大切なことは「証に従え」です。風邪のような急性疾患は時間で病状が変化します。そこに対応すれば早く改善します。
  • はき下しなどの胃腸の風邪を霍乱(かくらん)と呼んでいます。ウィルスで言えばノロ、ロタウィルスですが、これらも同じ治し方です。風邪に対応するものを家庭常備薬としておいておくと非常に便利です。

 

 

 

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SBSラジオ 2012.2月 1日放送

■ きょうは、漢方の「五味調和」という考え方について教えてもらいます。「五味調和」とは?

 

◎食養生の基本原則。

◎五味とは ①「酸・・酸っぱいもの」

②「苦・・苦味や渋みの物」

③「甘・・甘味のあるもの」

④「辛・・辛味や香りのあるもの」

⑤「鹹味(しおからみ)・・しょっぱいと感じるもの。塩気やミネラルのこと

◎五味が絡み合って体が喜ぶオイシイ食べ方ができる。

◎合成したり、単品で抽出したものではないということが大切。自然界の物は、必ずバランスが取れるようになっている。

◎おいしい料理を作るということは、おいしく調理するということ。舌がおいしいと判断すること。

⇒本当の味は体に良く、バランスも良く調理されたものであるはず。

 

 

■ 辛い料理はブームにもなりましたし、寒い冬食べたくなりますね。辛味にはどんな役割があるんですか?

 

◎辛味の多くは気剤

◎五行では金、季節は秋で、経絡でいうと、肺・大腸経に属す。

◎秋は空気が乾燥し肺に負担をかけるので、辛味を加えて発散を助ける必要がある。

◎また辛味には防腐作用もある。

◎『スパイスは腐り止め、尿酸値が高い人がとんかつ食べたければマスタードをべったり塗って食べればいい。刺身を食べる時、しょうゆにどっぷりつけても寄生虫は死なない。ワサビでは死ぬ。』

⇒薬味はたんぱく質・食肉の害を消す。

 

 

■ 辛味が不足してしまうとどうなりますか?

 

◎大・小腸に負担がかかる。

◎腸が腐らないように解毒するのは肝臓。肝臓に負担がかかれば痛風にも簡単になってしまう。

◎もうひとつ大事なことは、辛味は発散剤(気を晴らすと)だということ。⇒アロマ

◎鼻炎や皮膚トラブル、アトピーなどは、体表の発散不良。香辛料もうまく使うとアレルギー性鼻炎や喘息などは簡単に和らぐ。また治すためには食養生として取り込むことが大切。

 

 

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■ 普段の食生活に「辛味」をうまく取り入れるには? 料理のコツなどアドバイスをお願いします。

 

◎フランスでは主婦のレベルを見るのはスパイス棚と言われる。

◎私たちの研究会では、10数種類の日本人のおなかにあわせた蘭香というスパイスをまず使い慣れてもらっている。肉や油もの料理だけでなくカレーに入れれば一味おいしく、中華風スープやオニオンスープなどにも合う。外食の方にも最適。

◎まず、香辛料慣れすること。マヨネーズには蘭香を入れて「マヨラン」。煮魚にはたっぷりの生姜。そばにはトウガラシと、普段から薬味を使うことを心がけるということが一番。

◎使い慣れない方用にペパーソルトやハーブソルトも用意しているが、食品メーカーもかなりスパイスを取り揃えているので、暇なときに眺めてみては。

 

 

漢方薬では、どのようなもので辛味を摂れますか?

 

◎お腹の張りがひどい方や、しくしく痛む方、軟便になり易い方などには食品では「蘭香」、漢方薬では「安中散」がある。常備薬としては安中散を持つと良いでしょう。

◎漢方薬はきちんと合っていればそのかたにとっては胃腸薬みたいなもの。胃が弱いけれど漢方薬は大丈夫?などということはありえない。

 

 

■何か注意点はありますか?

 

◎激辛ブームなので唐辛子には注意が必要。血液中を温めるので、臓器に炎症を抱えている方や高血圧の方はほどほどに。

◎また今の季節料理としてカニ料理があるが、カニそのものは大寒といって非常に体を冷やす。小さい子がそのまま大量に食べると、腸が冷えて白色便になってしまうこともある。必ずワサビや生姜、レモン、ポン酢、黒酢などをきちんと使ってほしい。最後の鍋で薬味をたっぷり食べることを忘れないで。(酸味は温めます。)

 

 

 

茂子先生、ありがとうございました。

次回も引き続き、「食養生」の「五味」について教えていただきます。

静岡市清水区にある漢方の専門店「蘖薬局」の堀茂子さんでした。

SBSラジオ 1月4日放送

茂子先生、今年もよろしくお願いします。

 

■前回は漢方の基本的な考え方を教えてもらいました。

中国で始まり、日本に入ってからは日本人に合うように進化してきたということでしたね?

 

・漢方薬の原料である生薬は神農さんという神様のような人が、野山を駆け回り365種の薬草を発見したところから始まります。

・日本人に合わせ、江戸時代から明治・大正・昭和と文学者や薬学者が苦労してつなげてきました。

 

 

■前回は、漢方と「食養生」のお話がありました。

良い食べ方をしていれば良い体に、悪いものを取り込んでいけば歪んだ体になるということですが…

食べ方というのは紀元前のさらに昔から各地にその方法が伝えられています。現代の日本が日本人に残されたいわゆる郷土料理ですが 忘れ去られているのです。

・「食養生」の考え方…日本人の民族・気候風土に合わせた食事を摂ることが大切。郷土料理に残されています。

・日本人は腸の長い草食民族で、農耕民族という長い歴史があります。その土地その土地の料理には、生きていくための智慧が入っています。草食民族が肉食をするには、腸を守る食べ方が必要になります。湿気の多い国ですので、大陸のまねをしたら体が壊れます。五味調和の中の辛味・・肺・大腸経に働く薬味が必要ということになります。

 

 

■では、堀さんからご覧になって、現代人の食生活はどのように映りますか?

 

・本来の調理という概念が欠けてきているようです。

・「食養生」の考え方では、酸味/鹹味(しおからみ)/辛味の調和が大切です。

・例えば、塩は長いこと昭和46年に塩田が撤廃されてからはまともな塩気をとっていません。(「Nacl」ですが、減塩していると腎の力が弱くなってしまいます。(なくなった理由です。ミネラルの不足は人体にとってありとあらゆる場所でトラブルを起こします。)良い塩気は人体の細胞が生きていくために、正常な働きをするためには欠かせないものなのです。血液はかなりしょっぱいのです。

 

 

■外食の機会が増えたのも最近の傾向ですね?

皆忙しくなっているので仕方がないことですし、食べることは人間の最大の楽しみのひとつですよね。

・「簡単に済ませる」という考えが増えているので、外食や冷凍食、保存食だけでは不足する栄養物質があります、ですから偏りをなくすということは大事です。私は1週間の間に修正してねと言っています。

・昔からの梅干しは、肝臓と腎臓を守る食べ物です。良い塩梅という言葉はここからきています。また、日本人にとっての発酵食品は、味噌・醤油・納豆・漬物・麹でした。このような食品を是非取り込んでください。発酵食品が不足してきているので、大腸がんや胃がんが増えているのではないかと思われるくらいです。発酵食品は腸管免疫を強くします。癌になった方などにはここが大切になります。

・ですから、食事で摂りきれないもの、バランスが悪い時は、その方に合わせて必要な漢方薬や食材を薦めています。

 

■漢方薬というと長く飲まなくてはとか、自分には合わないという方もいらっしゃいますが…

そもそも漢方薬は一人一人にきちんと合わせるのですから合わないということはないのです。

合わないのは自分に合った処方ではないということです。

長いく飲むということは長いこと病気をしていたからで病気になった原因を作っていただけの時間がかかります。楽になるのは早いのですけれど、今かせ引いたというときには今飲めば1回で治ります。寒くなると腸の力が弱るので吐き下しの風邪が多くなりますがこれも1~2回で回復します。

(・患者の体質、病に対する抵抗力、病の原因、病邪の位置、病の時期、症状など、病の全体像を示すと共に治療方針を指し示すものを「病証」と呼びます。

・漢方薬というと病証に合わせるということが必要ですが、)また、一生を守るという飲み方があります。

(・そのようなものに使われる生薬を料理に使う方法として、)例えば、最近は見かけませんが、京都には小建中湯という子供のお腹を守る処方に似た飲み物があります。昔は駄菓子屋さんではニッキの棒やニッキ味の紙が売っていました。

 

・また、水気をとりこむとき、静岡は緑茶が多いですが、眠りにくくなったり、小水の出が悪い、肌が荒れやすいという方は、ハト麦のお茶を取り入れることも手です。弘法麦ともいわれ弘法大師さまが日本人に合うと持ち帰ったものです。さらに病気を持つ方には、三養茶というハト麦のエキスがあります。病気にならないための方法は瘀血の処理と水の処理です。三養茶と簡単な駆瘀血薬を常に飲んでおくとよいのです。また、風邪など早く治すためには手元に置いてほしい漢方薬があります。

・漢方の常備薬をマスターしていただければ家族の健康を守れるようになります。

 

 

■その時のその方の状態に合わせて…ということですね?

 

・漢方薬の選び方に、女性を花に例えたものがある。

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花」

 

立てば芍薬…おへそが立ったら気も立ってきます。 芍薬の入った処方のものを

座れば牡丹…お尻が重くなって、どっこいしょというようになったらボタンの入った処方を

歩く姿はユリの花…百合の花は頭が重くいつもゆらゆらしている  神経症などに用います。

 

・処方名を当てはめるのではなく、人体の異変に生薬を当てはめていくのが、漢方の選び方

 

 

茂子先生、ありがとうございました。

次回は、「食養生の辛味」についてより詳しく教えていただきましょう。

静岡市清水区にある漢方の専門店「蘖薬局」の堀茂子さんでした。

SBSラジオ初めの原稿 2月

Q① 「五味調和」とは?

食養生の基本原則です。おいしい料理を作るということはおいしく調理するということ

舌がおいしいと判断する  本当の味は体にとって良いもの、バランス良く調理されたものであるはずです。

五味とは 酸・・酸っぱいもの 苦・・苦味や渋みの物 甘・・甘味のあるもの 辛・・辛味や香りのあるもの

鹹・・鹹味  しおからみ・・しょっぱいと感じるもの 塩気やミネラルのことで これらの五味が絡み合って体が喜ぶオイシイ食べ方ができるのです。その味は自然界に昔から存在していたもののはずです。

合成したり 単品で抽出したものではないということが大切です。どの味が強いかにより食味、食性が定められますが 自然界の物は必ずバランスが取れるようになっています。甘い中にも塩気を感じたり、辛い中にも甘味を感じたり   ということです。

 

Q② そのなかで「辛味」の働きは?

辛味の多くは気剤でできたいて は五行では金 季節は秋 で経絡でいうと 肺・大腸経に属します。秋は空気が乾燥し肺に負担をかけます。辛味を加えて発散を助ける必要があります。また辛味には防腐作用 いわゆる腐り止めですね ・・があります。腸が腐ったら  癌にもなります。薬味はたんぱく質 食肉の害を消すのです。『スパイスは腐り止め 尿酸値高い人がとんかつ食べたければマスタードをべったり塗って食えばいいのです。刺身を食べる時 しょうゆにどっぷりつけても 寄生虫は死なへん、ワサビでは死ぬんです。』が師匠の口癖

 

 

Q③ 「辛味」が不足すると、どうなりますか?

先ほど話したように 辛味が不足すると大・小腸に負担がかかる。腸が腐らないように解毒するのは肝臓 肝臓に負担がかかれば痛風にも簡単になってしまいます。肝としての能力・神経や筋肉に対する事柄、免疫に関する事柄などさまざまありますがこの辺の能力が落ちてしまうということ。もうひとつ大事なことが 辛味は発散剤ということ、気を晴らすということもあります。片仮名になるとアロマですね。

鼻炎や 皮膚トラブル アトピーなどは体表での発散不良ということなのです。香辛料もうまく使うとアレルギー性鼻炎や喘息などは簡単に和らぎます。また治すためには食養生として取り込むことが大切です。

発散剤でありまた 気剤であるということは 気というものは見えないのですが エネルギーと考えれば解り易いですか。物を動かす力、変化させる力です。気がないということは生命活動をしていないということなのです。

【生きている物と死んでいるものの違い。体温があるかないか。動いているのかいないのか。死んだときの体重減少 魂の30gともいわれますが。これがエネルギーでしょうか】

 

 

Q④ 普段の食生活に「辛味」をうまく取り入れるには? 料理のコツなどアドバイスをお願いします。

フランスでは主婦のレベルを見るのはスパイス棚と言われますが 肉が入ってきてスパイスが入ってこなかったので何を使ったらよいのかわからない方が多いので私たちの研究会では10数種類の日本人のおなかにあわせた蘭香というスパイスをまず使い慣れていただいています。肉や油もの料理だけでなくカレーに入れれば一味おいしく 中華風スープやオニオンスープなどとてもあいます。外食の方にも最適です。まず 香辛料なれしていただくこと そして日本では昔から刺身にはわさび、おでんにはマスタード、茹で卵には塩コショウ マヨネーズには蘭香を入れてマヨラン・・」と評判です。煮魚にはたっぷりの生姜を、そばにはトウガラシと普段から薬味を使うことを心がけるということが一番です。使い慣れない方用に 海の精を使ったペパーソルトやハーブソルトも用意しています。私のところでは使いやすい 忙しい人や、外食の方、いま病気の方が多いので料理に用いる多くのスパイスは置いていませんが師匠が長いことスパイスは大切ということを説いていたため食品メーカーさんがかなりスパイスを取り揃えています。暇なときに眺めてもよいでしょう。

 

 

 

 

Q⑤ 漢方薬では、どのようなもので辛味を摂れますか?

お腹の張りがひどい方やしくしく痛む方軟便になり易い方などには食品では蘭香 漢方薬では安中散(甘草いれて7種類の気剤)があります。大健中湯も私は薬味で良いと思っていますので使いませんがこれも胡椒と乾姜に人参が入る辛味の処方です。常備薬としては安中散を持つと良いでしょう。

また 薬味が足りないための病変が多いのでかなりの漢方処方に気剤が配合されています。

このため漢方薬はきちんと合っていればそのかたにとっては胃腸薬みたいなものなのです。胃が弱いけれど漢方薬は大丈夫?などということはありえないのです。

 

 

Q⑥ 何か注意点はありますか?

激辛ブームなので唐辛子には注意が必要です。血液中を温めますので臓器に炎症を抱えている方や高血圧の方はほどほどにしてください。

また今の季節料理としてカニ料理がどこの地域にもありますが カニそのものは大寒といって非常に体を冷やします。小さい子がそのまま大量に食べる腸が冷えて白色便になってしますこともあります。

必ず ワサビや生姜 レモン ポン酢 黒酢などをきちんと使ってください。最後の鍋で薬味をたっぷり食べることを忘れないでください。(酸味は温めます。)

 

 

Q⑦ 上記以外でお話になりたいことは?

病気にならないためにはまず食べ物を入れるところをしっかりさせておくことが大切。

前回の水分の摂りすぎについてと今回の薬味を使うということっでかなりまもれます。

後は瘀血という話になりますがこれは食生活の悪化によるもの・・・食毒が原因・・と先天瘀血 および後天的にストレスや怪我などから派生するものがあります。病気という状態の方はすべて 瘀血を持ちます。

瘀血以外はゆっくりで良ければ漢方薬を使わなくても改善できますがこの瘀血だけは漢方薬が必要となります。

SBSラジオ初めの原稿 1月

<アンケート項目>

 

Q① 「食養生」の考えについて教えてください

日本人の民族・気候風土に合わせることが大切

日本人は腸の長い草食民族 農耕民族という長い歴史があります。

その土地その土地の風土料理はそこの生きていくための守り方が入っています。

草食民族が肉食をするには腸を守る食べ方が必要になります。

湿気の多い国ですので 大陸のまねをしたら体が壊れます。

良い例が(悪い例かな) 今年の水を飲みなさいという風潮

必要以上に飲みすぎれば お腹が冷え 物が廻らずに熱中症をおこします。

夏に水の滞りを作れば 秋になって皮膚からの発散力が落ちた時には 皮膚トラブルが起きるか 呼吸器から水を出すということになり風邪ひいたり咳になります。

 

Q② 堀さんからご覧になって、現代人の食事の傾向はどのように映りますか?

本来の調理という概念がかけてきているようです。

酸味・鹹味(しおからみ)・辛味の調和が大切 お腹が喜ぶ形にしなくてはいけないのです

塩が 長いことNacl出会ったことも腎の力がなくなった理由です。ミネラルの不足は人体にとってありとあらゆる場所でトラブルを起こします。

辛いものはだめなどと辛味をとらない方がいる。最近では激辛 ・・毎日食べることはないでしょうが・・日本の風土に合わせた量にしたいものです。唐辛子は血液を温めますから炎症を持っている方は食べ過ぎないようにしたいものです。本来の薬味の使い方に戻してください

私は薬局をやっていますので食事で摂りきれないもの、バランスが悪い時はどうするということでその方に合わせて必要なサプリメントや食材を薦めています。

どうしても外食になったり 簡単に済ませることが現代は増えていますので偏りをなくすということは大事です。

昔からの梅干しは肝臓と腎臓を守る食べ物

日本人にとっての発酵食品は味噌・醤油・納豆・漬物・麹 ヨーグルトではなくこのような食品を是非取り込んでください。これから寒くなります。お腹をしっかり守るものです。発酵食品が不足してきているので大腸がんや胃がんが増えているのではないかと思われるくらいです。

 

Q③ 毎日の食生活に取り入れやすい漢方の考え方をご紹介ください。

漢方薬はもともとは 法定伝染病などのいわゆる傷寒・・外からやってくるウィルスや細菌、寒さ、湿気、暑さなどより 異変を起こしたというところから始まっています。(傷寒論はその成り立ちと病の進み方)

家庭常備薬としてまずは持っていてほしいものです。

風邪は30秒で引きます。すぐに対応すれば1~2回の服用で治ります。

怪我したときも早く痛みと炎症を止めることができます。

ノロでもロタでも胃腸の風邪  これにも素早く対応できるのです。良く漢方薬の効き目をわかってくれた方たちは常に漢方薬を常備薬として持っていただいている方が多いです。

漢方薬というと長く飲まなくてはとか極端な方は自分には合わないとかいう方がいますが漢方薬はその時のその方の状態に合わせるものです。同じ風邪でもその方により疲労度や寝ていられるのかいられないのかなど違います。時間帯でも違ってきます。

漢方薬というと病証に合わせるということが必要ですがもう一つ その方を一生守るという飲み方があります。そのようなものに使われる生薬を料理に使う方法。最近は見かけませんが京都には小建中湯という子供のお腹を守る処方に似た飲み物があります。昔は駄菓子屋さんではニッキの棒やニッキ味の紙が売ってました。

水気をとりこむとき 静岡は緑茶が多いですが眠りにくくなったり(夕方以降は緑茶は飲まない方が良い) 小水の出が悪い 肌が荒れやすいのどという方はハト麦のお茶を取り入れることも手です。弘法麦ともいわれ弘法大師さまが日本人に合うと持ち帰ったものです。さらに病気を持つ方には三養茶というハト麦のエキスがあります。

Q④ 上記以外でお話になりたいことは?

漢方薬の選び方 処方名を当てはめるのではなく

人体の異変に生薬を当てはめ処方をはめていくということ 寿大学や婦人学級でもお話しているのですが

立てば芍薬

おへそが立ったら 芍薬の入った処方のものを

座れば牡丹

お尻が重くなってどっこいしょというようになったらボタンの入った処方を

歩く姿はユリの花

百合の花は頭が重くいつもゆらゆらしている  神経症などに用います。

百合病、百合狐惑病編参考

漢方の常備薬をマスターしていただければ家族の健康を守れるようになります。

以上です。

SBSラジオ初めの原稿

アンケート 2012.12

<アンケート項目>

 

Q① 「蘖薬局」について教えて下さい。 (所在地、事業内容、沿革など)

清水区駒越東町2-35 150号線よりすぐ 駒越小学校の西側  旧久能街道に面した静かなところです

昔は祖父が米屋を営んでいました。食には縁があったのですね。大学で臨時職員をやっていた最後のころ院生が古びた傷寒論を持ってきたのです。無性に興味を持ち手っ取り早くというで当時は鍼灸師になればと東洋医学を学ぶ道をとりました。薬剤師となり東京で 鍼灸師をとり 選択肢は色々ありましたがやはり生まれ育ったところで地域のために役に立ちたいと米屋の半分を借りて薬局を始めました。

東京時代に師匠に恵まれ、漢方の素晴らしさを実感し 現代医学では治らないと言われる疾患がいとも簡単に改善されることを目の当たりにしました。漢方にほれ込みました。これは多くの方に知ってもらわねば、多くの方の健康になるためのお手伝いができると考え開局をしました。

 

Q② 漢方の得意分野は? 漢方の考え方についてご紹介下さい。

漢方薬は完全にオーダーメイドであり 病態生理学の薬学です。

漢方の選定基準にはしっかりとした物差しがあります。

病名や検査データに左右されることなく、人間工学的に歪みを正すことができるのです。

従ってどのような状態にも対応します。

 

得意分野はといえばすべてなのですが 自分が肝臓を壊した時代があるため内臓疾患

また最近は 不妊の方が多くなっています。

病院での不妊治療に入る前に 体の歪みをとり 赤ちゃんを育てることができる体にしておく必要があります。

そのまま成功率20%といわれる不妊治療に入り身も心もボロボロという方も中にはいらっしゃいます。

夫婦の状況で最後は人工授精という場合もありますができるだけ一回で受精 出産までこぎつける体になってからにしたいものです。

 

Q③ 歴史について教えてください

東洋医学そのものは 易から始まりその中に薬物治療という形が出来上がっています。

漢方薬の原料である生薬は神農さんという神様のような人が野山を駆け回り365種の薬草を発見したところから始まります。(神様にしておかないと無意味な議論になってしまいますので)

2000年ほど前に河南省の張中景が過去2000年の医学の歴史を集大成した書物が傷寒論

傷寒論は病の成り立ちを良く表しています。

また漢方のもう一つの原典 金匱要略は治療原則が表されています。

鑑真和上が(正倉院も現存していますが )薬物を苦労して日本に運んできました。先年県立美術館でありましたね

中国では文化大革命のとき古いものは捨て去られてしましましたが 日本には残っています。

江戸時代に 日本人に合わせ 明治大正昭和と 漢方医学を文学者や薬学者が苦労してつなげてきました。今日私がお客様に感謝される仕事ができていることは先人と直接指導して下さった師匠や現在も日中医薬研究会で研鑽できる環境にあるおかげです。

 

ただ この本物の漢方医薬学を勉強する人が少なくなっていることには一抹の危惧を感じます。

 

Q④ 上記以外でお話になりたいことは?

人体は食べ物のお化けです。良い食べ方をしていれば良い体に 悪いものを取り込んでいけば歪んだ体になります。また 精神、感情、スピリチュアルな面が肉体にとても大きな影響をおよぼします
精神的に強くいるためにも 健康な体 精神を守る食事が大切です。精心的分野が弱ると何でもかんでもうつ病にしてしまいますが 、これも脳の栄養源の不足が大きいのです。

 

健康になりたいと 思うこと 健康に生きたいと思うことも大切

健康になりたいと思った分だけ健康になれるのです。

自分自身の持つ修復能力は過大評価しても良いのです。この能力を最大限引き出すお手伝いが漢方と食養生なのです。

以上です。